NTTアクセスサ−ビスシステム研究所
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ANSL R&D Times

電波伝搬損失推定ソフトウェア高精度化技術

ITU-R勧告P.1812-3推定式を用いたVHF帯電波伝搬損失の高精度推定

無線通信に関する高度な専門知識を持たない方でも屋外無線システム導入検討の際のエリア設計を手軽に行うことが可能となる電波伝搬損失推定ソフトウェア(2012年度開発)について、新たにITU-R勧告P.1812-3推定式を用いたVHF帯における高精度推定技術を確立しましたので紹介します。

背景

無線システムのエリア設計は、伝搬損失推定式から求められる伝搬損失推定値に基づいて行われます。NTTアクセスサービスシステム研究所では、詳細な伝搬損失推定に必要な大地の起伏や建物高といった地形情報を、市販の3次元地図・建物DBと連携することで容易に導出可能な電波伝搬損失推定ソフトウェアを2012年度に開発してきました。
概要

NTTアクセスサービスシステム研究所の電波伝搬損失推定ソフトウェアでは、周波数帯や都市構造に応じた多様な伝搬損失推定式を用いて計算することが可能です。それらの推定式の中で、30MHz~3GHz VHF帯ではITU-Rにおいて国際標準化されたITU-R勧告P.1812-1という推定式が使用されていました。本推定式について、NTTが提案する複数の手法が適用されることで推定精度が向上されたITU-R勧告P.1812-3が勧告化されるとともに、電波伝搬損失推定ソフトウェアに新たに導入しました。

今後の予定
様々な無線通信システムのサービス展開に柔軟に対応できるよう、現場のニーズを把握しながら電波伝搬技術の研究開発に取り組んでいきます。
担当者
無線アクセスプロジェクト 無線システム推進戦略グループ
鷹取泰司(グループリーダ)
佐々木元晴(研究主任)
猪又稔(研究員)
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