NTTアクセスサ−ビスシステム研究所
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ANSL R&D Times

1.技術のポイント(上床版自動撮影装置)

上床版自動撮影装置は図2に示すように、①受枠固定台座、②自動伸縮機構、③撮影部、④制御装置から構成されます。

マンホール開口部から可動式アームを挿入して上床版を撮影するために、L字ガイドを設け、撮影カメラが上床版と平行に移動可能な構造としました。上床版全体を撮影するために撮影カメラには広角レンズを用いることとし、地下空間の中でも劣化検知に必要な照度を確保するためにLED照明を搭載しました。


本技術では、カメラで撮影した複数の上床版画像を連結して劣化を検知し、長さ等を計測するため、一連の画像が一定の品質であることが望まれます。メインカメラが上床版に対し一定の距離かつ一定の角度であれば、一画素あたりの長さ、情報量が一定となりますが、実際には、可動式アーム部材の自重とアーム部材同士の隙間(遊び)の影響でアームを伸ばすと先端が垂れ下がってしまいます。対策として、可動式アーム部材の軽量化や連結部材の形状最適化を行うことにより、アーム伸長時のたわみを抑制し、2.5mに渡りメインカメラと上床版間の距離が一定での画像取得を実現しました。また、劣化検知に必要な画像品質を確保するため、固定照明と移動照明の2種類の照明を設定し、固定照明からの直接光と移動照明からの間接光を併用することで、マンホール上床版を均質な照度で照らすことを可能としました。

 

図2 上床版自動撮影装置

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