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ANSL R&D Times

マンホール上床版未入孔点検技術

ロボットを活用したマンホール未入孔点検技術

点検者がマンホールに入孔することなく上床版の高解像度画像を取得でき、取得画像から劣化を自動検知することによってマンホールの健全性評価を行う技術を開発しましたので紹介します。

背景

NTTは全国に約68万個のマンホールを保有しています。マンホールを点検する手段は、現状、点検者がマンホール内に入孔して目視で点検し、劣化状況を記録することが主流となっています。しかし、点検に際しては、酸欠の危険や転落などの危険が伴います。また、大半のマンホール内には水が溜まっており、入孔作業の前に水をポンプで排水する必要が生じるため、点検作業に多大な時間とコストを要することが課題です。そこで、ロボティクスを活用することでこれらの作業上の問題を解決する点検技術を開発しました(図1)。
概要

 

 図1 本技術の概要

 

本技術は、可動式アームに搭載された撮影カメラにより、上床版を全長に渡り50cmの近傍から自動撮影を行い、画像解析技術により鉄筋の露出等を自動検知し劣化度の自動判定が可能です。本技術は上床版から50cmの位置を可動式アームが移動するため、大半のケースで排水作業が不要となり、時間及びコストの軽減が可能となります。また、撮影した画像から自動で劣化検知を行うため、劣化箇所の見落としや作業者依存性を排除することが可能となり、さらには、定量評価が可能なデータの蓄積により保全の優先順位付けに利用することができます。
 

今後の予定
H30年度より事業導入予定。
担当者
シビルシステムプロジェクト 点検診断系グループ
柳 秀一(グループリーダ)
中川 雅史(主任研究員)
古川 貴之(研究員)
齋藤 千紘(社員)
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